ゼルナイト
第4章1項より抜粋‐ "「大した宝冠だ。相当な値打ちもんだろうよ。 だが、所詮、物は物。 他人に値打ちを決められる程度のもんだ。 俺が求めるのは、自分の中にある ""俺だけの宝冠""さ!」
第1章2項より抜粋 "暗闇が月の光を隠す夜、悪漢たちに攫われた風の姫君の前に煌めく外套を纏った怪盗ゼルナイトが現れる。王家に伝わる宝玉との交換条件を憂い自らの命を犠牲にしようとする姫を一笑に付すと姫を攫い闇夜に消えていく。―――――この時、2人は…
第1章1項より抜粋"闇夜に紛れ吹く風は狙った獲物を逃さない。世界の影に身を潜め悪を次々切り伏せる。纏うマントをなびかせて怪盗ゼルナイト見参。―――――この物語は、グランガイアという輝かしい世界の裏で腐りきった重役、裕福層から金品財宝を華麗に盗み…