ブレイブフロンティア 帝都図書館 異界支部

ここではグランガイアやイシュグリア、さらにはエイリムでの出来事を記録している。

六鎧

No.1
DUELのカケラ

かつてDUEL-GXと呼ばれた存在の一部。普通の金属片のように見えるが、その中央では特殊な部位が時折明滅する。非常に硬い金属だが、表面には無数の傷や溶けて変形した箇所があり、激戦をくぐり抜けてきただろうことが推測される。裏面に「NO1」の文字が刻まれているこのカケラは、とある名家の令嬢が所持していたという。

 

No.2
緑輝剣鎧ラフドラニ

パルミナ王家に伝わる宝剣鎧。普段は大剣の形をしているが、特殊な祈りを捧げることで全身を覆う鎧と大剣になる。大地の力を引き出す能力があり、装備した者の生命力を高める効果も秘めている。製作者に関する情報は一切残っていないが、最後の所有者とされる人物の伝記で語られる内容から、意志を持った生物とする説も出ている。

 

No.3
氷輝天鎧レーゼ

異界の科学者レーゼが神々との戦いの中で窮地に陥った際に突如現れた鎧の一部。それは自身の体を改造し続けてきた彼女の状態を知っているかのようにピタリと装着できたという。これにより彼女の能力は格段に向上したが、逆に人としての機能の多くを失うこととなる。なお、パーツには「NO3」の文字が刻まれていたとされる。

 

No.4
雷輝豪鎧ベイオルグ

イシュグリアで発見された六鎧の1つ。発見された当初は自律稼働して、ある地域を支配していたが、現地を探索中の召喚師らに撃破されて活動を停止した。その後、部品を収集した召喚院が、身にまとう形に改修。基本能力の向上機能に加え、回復能力の再現にも成功した。もともとの部品には「NO4」の文字が刻まれていたという。

 

No.5
白輝聖鎧メルキオ

かつてリゼリアで脅威を振るった十翼の破壊者の白き鎧。活動を停止した際、その地に鎧だけが残されていたという。何者が装着していたは不明だが、後に異界から訪れたとされる女性の科学者が残した日記に、意志を持つ六鎧に関する記述があり、この鎧をその1つと定義する説もある。なお背の裏には「NO5」の文字が刻まれている。

 

No.6
呪鎧ヴィシュラ

神々との激戦の中、彼の魂は再改造された際に組み込まれた呪鎧の欠片に取り込まれてしまう。再び彼が意識を取り戻した時、そこには息絶えた友が横たわっていた。絶望に打ちひしがれながらも記憶に微かに残る友の「生きろ」という言葉に従い、彼は妖精の国へと辿り着き、その後そこで双剣術を若い才能へ教え伝え続けた。その手には常に“NO6”と刻まれた何かの破片があったという。

 

開発者
レイス

異界の科学者。科学の発達した世界において人間の身体能力を飛躍的に高める兵器の研究を行っていた。後に六鎧と呼ばれるシリーズの開発に成功するが、自己進化機能を有するこのシリーズのNO6が暴走し、命を落とすこととなる。その後、世界はNO5により滅ぼされ、他の六鎧も彼の妹も異界に消えていく。そして彼は甦る。自身の体内に仕掛けていた、時限装置付き自己修復機能により。

滅びた世界にて甦った彼が行ったのは、大破壊により複数発生した異界へ繋がるゲートの調査だった。そのいくつかから六鎧の力を検知すると、迷わずイシュグリアへと繋がるゲートへとその身を投じた。それと同時に別のゲートへある装置を送る。それは、彼が死んだと思い異界へと向かった妹に対する贖罪だったのかもしれない。

イシュグリアに降り立った彼は襲い来る魔神たちを殲滅しつつ自身の作品を探し続けた。しかし、それを発見した時、彼は幻滅する。その進化は彼の予測を遙かに下回ったからだ。直後、彼は魔神の中から協力者を探し、新たな機械人形の開発に着手する。寿命のある彼は、最強になると確信した作品を進化させるため、永遠の好敵手を作り出したかったのだ。

 

レイス研究所跡

セリアも言っていたが、あまり研究所という雰囲気のしない場所だ。ただ、よく見ると所々に使途不明の装置が置かれている。

廃墟と化した研究所は森に飲み込まれていた。無機質な壁に這う植物から、圧倒的な生命の力というものを感じてしまう。

これだけの植物に侵食されながらも、施設の一部は生きているようだ。ここを作った科学力というものも相当なものだ。

場違いなほど濃厚な花の香りが漂ってくる。イシュグリアの植物が未知とはいえ、これは警戒した方が良さそうだ。

そろそろ研究所を抜けそうだが、パリスとルジーナがまだ合流していない。セリアとも別行動中だが、先に進んでしまおう。